ドライブ 大鹿村編
続編です。
KAYAです。
前回は駒ヶ根編 をお送りしました。今回はさらに秘境を目指します。
駒ヶ根から国道153号を南下すると飯島町に入ります。道の駅花の里いいじまから越百(こすも)山に向かう県道があるので、車で行けるとこまで行ってみようってことで走っていくと…。鳥居発見…!この先に神社があるのか…?とグーグルマップで探しても記載無し。地図にない神社ですが、鳥居の紙垂が綺麗なので管理はされている…?
まぁとりあえず行ってみるかと鳥居をくぐると空気がひんやり。先に進むといくつか鳥居が。額束には白山大権現と書いてあります。ようやく神社の名前が判明しました。越百山の入り口にあることから山の神様とみていいでしょう。
で、本殿に到着しました。昔は本殿の脇にミズナラのご神木があったそうですが、今は伐採されてしまったようです。写真右端の苔むした岩みたいなのがミズナラの切り株です。お導きというやつなんですかね。ご挨拶だけして次に行きましょう。場所は変わって中央アルプスから天竜川を渡り南アルプス側へ。その途中の小渋ダムで小休憩。さらに山を越えて日本で最も美しい村といわれる大鹿村に到着。大鹿村は南アルプスを含めた長野の山岳地域に位置する集落であり、「日本で最も美しい村」連合という、北海道の美瑛町から始まった日本の美しい資源や景観を持った村を守るという活動組織に発足当時から加盟していました。
いわゆる限界集落という部類になってしまう地域ですが、村を通過している国道152号や周辺道路は整備が行き届いているようで、建物も古さを感じさせない綺麗な街並みでした。
道の駅大鹿で情報収集していると、駅の裏手が開けていました。小渋川を挟んで山がそびえ立っています。そして、山が削れて地層が露出しているのが目に入ります。
昭和36年の梅雨前線豪雨、通称「三六災害」と呼ばれる豪雨で山体崩壊を起こし、村を飲み込んだそうです。写真の山が削れて岩が露頭しているところがまさに崩壊した部分です。
今では災害の記憶を忘れないようにと、看板が立てられ村を代表する景観の1つとなっています。山体崩壊の現場近くは整備されて公園になっていて、駐車場から見上げることができます。近づいてまじまじと見ると、自然のパワーの前に人間の無力さみたいなものを感じられます。
さて、南アルプスを擁する大鹿村はいくつもの登山口がありアルプスの玄関となっています。車で行けるとこまで行こうということで、ひたすら左は絶壁右は崖みたいなガードレールもないような林道を上がった先にあるのが夕立神パノラマ展望台。360度すべてアルプスの山々を見渡すことができます。
西側には中央アルプスと呼ばれる木曽山脈と駒ヶ根や飯田の町が見えます。 この展望台を通過して道を進んでいくと、塩見岳登山口につながるそうですが…。暗い中、狭い山道を進むにはちょっとリスクが増えるので安全なうちに撤退。いつも行っている箱根と勝手が違うのもあり、なんとなくケモノの気配もしたので。また今度、明るいときに来ようと思います。
というわけで、絶景に出会えたので今回はここまで。次回は最終回。北上して伊那方面を巡ります!