カステラと羊かん

ゆるっと日常~お茶とお菓子を添えて~

シャリオグランディス ドライブシャフトインナブーツ交換

車検に向けて。

KAYAです。

 

私のシャリオグランディス、ドライブシャフトのインナー側が左右ともグリス漏れをしています。長らく黙認してましたwf:id:siberiya:20210918145749j:plain

で、今年の10月に車検を控えているので、乗り続けるために整備をしなくてはなりません。今回も不思議な力を使って整備スペースを借りました。ちなみにディーラーでやってもらうと部品代+工賃で3万円くらいになります。f:id:siberiya:20210918145829j:plain

まずはタイヤを外して、ブレーキ関係やストラットをハブ・ナックルから分離します。f:id:siberiya:20210918150058j:plain

タイロッドエンドをボールジョイントプーラーでバキッと取り外します。今回はついでにタイロッドエンドも交換するので、タイロッドエンドもクルクルと回して外します。

この時にもともと付いていた位置をマーキングしたり、写真で撮ってネジ山の位置を記録しておかないと、タイヤ館でアライメントを取ることになります。私はこれに加えて、タイロッドエンドが何回転で外れたかもメモしときました。私、失敗したくないので。f:id:siberiya:20210918150233j:plain

インパクトレンチでハブナットを緩めて、ハンマーでコツコツ叩けばドラシャのアウター側スプラインが外れます。あとはバールでドラシャのインナー側をテコの原理でグイっとやれば、ドラシャASSYが摘出できます。f:id:siberiya:20210918150525j:plain

ドラシャのブーツはパックンチョしているわけではありませんでしたが、劣化してゴム感が無く、隙間からグリスが漏れ出ている状態でした。f:id:siberiya:20210918152219j:plain

今回変えるのはグリスが漏れているインナーのみ。アウターはミヤコの分割式が販売されているため、ダメになったらいつでも交換できるので放置です。f:id:siberiya:20210918151623j:plain

スナップリングやらブーツバンドを取って、ドラシャ本体とブーツを分離すると…

ぎゃーーーー

グリスが水と混ざってクリーミーな感じに…。組付けたらもう10年くらいは手を付けないかもしれない部分なので、パーツクリーナーを惜しみなく使って綺麗にします。f:id:siberiya:20210918150819j:plain

写真ではすでに外れていますが、スプラインに付いているスナップリングと三又のスパイダーベアリングも外します。スパイダーベアリングは裏と表があるので間違えないように注意。後でスナップリングが付かなくて苦しむことになります。(←間違えた)f:id:siberiya:20210918151708j:plain

スパイダーベアリングに新しいグリスを塗ったくり、カップリングの中にも充填します。手がベタベタになるので写真はないです。

外した順番に組付けていき、ブーツバンドで固定。ようやく一息付けます。f:id:siberiya:20210918164605j:plain

手と部品と工具を綺麗にしたら、インナー側からドラシャを車に組付けます。ドラシャの軸方向にカツカツ押し込んで行けば、スコッとハマります。アウター側もナックルのスプラインにうまくかみ合わせて、ハブナットで締め込んで行けばハマります。ハブナットは錆がひどかったので新品に交換。f:id:siberiya:20210918151413j:plain

ストラットやらキャリパーやらを元に戻して、新品のタイロッドエンドも取り付け。キャッスルナットと割りピンも同封されているのは嬉しいですね。f:id:siberiya:20210918164621j:plain

忘れずにタイヤを付けたら完成~!乗り心地やハンドリングに変化があるかは私には分からなかったですが、新品の部品というのは気持ちがいいものです。これで10年くらいはメンテフリーで行けますね(違

さらについで作業。ATF交換。

ドラシャを引っこ抜くと、トランスミッションからATFが少量ながら流れ出ます。流れ出るオイルは大した量ではないのですが、念のため液量の点検をしなくてはならないので、せっかくだから買ったオイル缶分は変えちまおうってワケです。

私のシャリオグランディスはN84W(2400cc・2駆)なのでATF総量は7.8Lです。使用したオイルは三菱が指定しているダイヤクイーン ATF SPⅢの4L缶。ATFは基本的に循環方式で交換するので、4L缶1本分変えればちょうどいいくらいですね。f:id:siberiya:20210918153435j:plainアマゾンで購入した手動オイルチェンジャーで4L弱くらい上抜き。抜いた分と同じくらい新しいATFを入れつつ、オイルレベルゲージを見ながら量を調節します。ATオイル量は、エンジン始動・暖気状態(ATFが温まっていることが重要なので、ココでは15分くらい走行した状態のことをいいます。)でP→R→N→Dを10秒くらい掛けながら1往復してから見るのがポイントです。

ATFを半分ですが入れ替えたことで、シフトショックが低減されスムーズな変速になりました。エンジンパワーも少ないロスで駆動に伝えられていると思うので、気持ちパワーアップしたように感じられました。まぁ正確には元に戻ったというのが正しいですねw

今回は車検前ということもあり、久々に大掛かりな整備でした。ちょこちょこ維持っていても経年劣化は着実に進んでいきますね...w