ドライブ 伊那編
ドライブシリーズ最終回です。
KAYAです。
前々回の駒ヶ根編、前回の大鹿村編に続いて、今回は伊那エリアをブラブラします。
と、その前に…。駒ヶ根エリアで行きたい場所があったので寄り道。なんか見たコトあるな…な人もいるでしょうか。
そう、陣馬形山キャンプ場です。駒ヶ根編で記した早太郎の前光寺に続いて、ゆるキャン△聖地の1つです。
コロナウィルスの影響でキャンプ禁止状態になっているのですが、少人数・短時間の訪問は2020年9月から解禁されています。誰もいないから頂上でゆっくりしよう…ってことで夕焼け観察。中央アルプスと伊那や駒ヶ根、飯田町までが一望できます。
日が沈むと…すごいな…これ…な夜景が目の前に!伊那と駒ヶ根の夜景と、千畳敷カールで有名な駒ケ岳が幻想的な風景を演出しています。
天の川や流れ星、人工衛星など、小一時間の間でいくつか見ることができました。もっと暗い時間までいれば肉眼でもかなりの星が見れると思ます。鹿?かなんかの叫び声が聞こえたのでビビッて退散wさすがに熊と遭遇したら大変なので何もないうちに下山しましたw
で、やっと今回の本題の伊那エリアへ。ご当地B級グルメを頂きに、伊那市にある中華料理屋「萬里」さんへ。伊那の名物グルメといえば、ラーメンでも焼きそばでもない「ローメン」なるものがあります。この萬里さんはそのローメン発祥のお店なのです。元祖ローメン、そのお味は…?パッと見ラーメンのスープに焼きそばをぶち込んだような…。そこにキャベツと羊肉のマトンがトッピングされています。マトンはクセがあって好き嫌いが分かれるなんて言われていますが…。
恐る恐る一口…。
う~ん…。何味なんだこれ…?
おたふくソースをお湯で薄めたような甘い味付けと、なんとなくマトンのミルキーな風味もします。
そういえば…と、メニューの近くに置いてある「おいしい食べ方」が書いてある表を見ると、
1、最初にソースと酢をひと回し。
2、ごま油・七味・おろしにんにくをお好みで。
…なるほど。ようはテーブルクッキング前提な食べ物のようです。
書いてある通りに味変していくと、別の食べ物かと思うほど味が変わっていくではないですか…!ラーメンぽくしてもよし、焼きそばっぽくしてもよし、オリジナルの味を探すのも面白いです。結構しっかり量があるのですが、味を変えながら食べていくので飽きません。最初は失敗したか…?と思ってしまいましたが、次伊那に遊びに来たときはまた食べたいと思いました!
付け合わせで馬心(馬の心臓の刺身)も。馬刺しよりも歯ごたえがあるのに筋張っていなくて、油感もなくあっさりなお肉。臭みもなく美味でした。
鹿肉の刺身なんかもメニューにあり、とても気になりましたが食べきれないのでまた次回のお楽しみにしときましょう。
店内を見渡すといろんな意味で刺激的なものが…。お酒…?漢方…?字面からすでにパワーがあります。飲んだら1週間くらい寝なくても大丈夫になりそう。
そんな目と舌で楽しい伊那を後にして、高遠の町へ向かいます。城下町で有名なところですが、私の興味は国道152号の成り立ちの方へ…。国道152号は長野県上田市から静岡県浜松市を繋ぐ国道もとい酷道です。
塩を運んだ道として有名な秋葉街道、伊那と諏訪を結ぶ杖突街道などを有する古の国道です。青崩峠という日本のトンネル技術が敗北した地盤の脆さから、車両通行不可区間がある分断国道としての珍しさもあります。
そしてこの国道は日本を分断している中央構造線の上を走っているため、至る所に地層が露頭しているのです。地質学は詳しくないのですが、地球のエネルギーが目に見える感じがしてパワースポット感覚で楽しんでいます。そして高遠の板山露頭もその国道152号にある断層露頭の1つです。ちょっとわかりずらいですが、写真右側が緑色の地層、左側が赤っぽい地層で、中央の木の根から真下に向けて割れ目になっています。まさにここが日本の大地の境目なのです。
露頭近くの山を上がると、断層の上に建つ殿宮神社がありました。高遠を古くから守っている神社だそうです。この神社がある場所は展望台になっており、断層が作った地形を眺めることができます。左右で地質が違うので雨風による風化に差が出たため、左が急峻な地形で右が緩やかな地形になっています。
国道152号は狭い山岳路を走る酷道の顔と、写真のように平らなでのどかな集落を抜ける街道の顔があり走っていて面白いです。
高遠からさらに北上すると杖突峠に入りいよいよ旅も終盤。諏訪湖を見ると帰ってきた感が満載ですね。展望台や茶屋は閉まっていましたが、自販機は稼働していました。
諏訪に降りたら国道20号に乗ってしってかったる道で帰宅。
箱根の乙女峠からは富士山と天の川と雲海も見れましたよ~。知ってる山は落ち着くわ~
あっちもこっちも行った旅だったので、次行ったときは1つ1つをゆっくり見ていけたらな~と思います。国道152号を制覇する巡る旅も面白そうです。
秘境旅は目的地に行くまでも面白いので、皆さんもやってみては?自分だけのお気に入りスポットが見つかるかもしれませんよ!