シャリオグランディス サイドブレーキノッチ調整
リアのドラムブレーキを調整しました。
KAYAです。
サイドブレーキのノッチ調整(サイドブレーキを引いたときに何回カチカチなるか)ですが、基本的にはサイドブレーキレバーの根本にある調整ネジでノッチ数の調整をします。ノッチ数が少ない程すぐにブレーキが作用します。
が、リヤドラムブレーキのブレーキライニングが減ったりすると、ドラムとライニングの隙間が大きくなり、ノッチ調整をしてもリヤブレーキが弱かったり、調整ネジの回し代が無くなって調整できなくなったりします。私のシャリオグランディスも、サイドブレーキをしっかり引かないと傾斜地では微妙に車が下がったりして、効きが甘くなってきていました。
そこで、ドラムブレーキ側でドラムとライニングの隙間を調整して、正しくブレーキが作用するようにします。
まずはサイドブレーキレバーの調整ネジを緩めておきます。
ジャッキアップしてブレーキドラム裏側のメクラ蓋を取ります。
車によっては、ドラムを外して調整するタイプもありますが、シャリオグランディスではドラム裏側から調整できます。
中を覗くとギヤが見えるので、マイナスドライバーで締める方向(上側)にカチカチと回します。回らなくなるとこまで回したら、そこから3~5ノッチくらい緩めて、ブレーキの引きずりがないか確認します。
最後にシャリオグランディスの規定値である、サイドブレーキレバーを「20kgの力で引いたときに5~7ノッチ」になるように、調整ネジを締めこんで調整します。
「20kgの力」というのがよく分からないと思いますが、おおよそ「次の1ノッチを引くのに片手では無理」なくらいがだいたい20kgです。あなたが筋肉モリモリマッチョマンの変態だったり箸より重たいものが持てない非力なお嬢様である場合は参考になりません。
個人的にサイドブレーキの引き代は少ない方が好みなので、4ノッチに近い5ノッチに調整しました。
調整後は1ノッチ引いただけでも車が動いたりせず、かなりカチッとしたサイドブレーキの引き具合になりました。ドラムとライニングの隙間が調整されたので、リヤブレーキの効きも良くなり、制動時に前のめりになるような感覚が軽減されました。これで1600kgの巨体を安心して止められます。フロントブレーキパッドの減りも軽減されるといいな~。
個人的な感覚ですが、サイドブレーキがしっかり調整されていると整備されてる感があります。あんまり関係ないですが。