シャリオグランディス タイベル交換③ 組立編
作業完了。
KAYAです。
部品も工具もそろっているのに天気のおかげで手を付けられず、2週間が経過しました。屋根付きの整備可能な車庫が欲しいです。週末は辛うじて?奇跡的に?雨が降らない時間帯があったので、雨神様の隙を付いてタイベル交換の続きを行いました。
前回は仮組だけして放置状態だったので、ポイポイッと外すような感じでタイベルがいじれるまで外します。クランクを回すときに楽なので今回はプラグも外しました。
バランサーベルトは前回組付けた状態で問題ないので今回は外しません。テンショナープーリーも調整するだけなので緩めるだけでこちらも外さず。
アイドラプーリーは交換予定でしたが、交換するためにはパワステポンプ&ブラケットを外す必要があり、それらを外すためにはエキゾーストを外して…と大変なことになるのが目に見えているので無かったことにします。清掃と給油だけしました。
新品のテンショナーも届いているので組み付けます。
三菱車のタイベル交換特有の?SSTを使って要領書通りに張りを調整します。このSSTさえあれば正しい張りまで一発で調整できます。三菱純正工具として購入できますが、私はたまたま寄ったアストロプロダクツで約900円で手に入れました。ちなみにMonotaROでも800円くらいで購入可能です。金属加工ができる人は廃材などで自作可能だと思いますが、私はできないので購入しました。
やはり持つべきは金と工具です。
張りを調整したらクランクを回し、1番シリンダーが圧縮上死点の時にINカム・EXカム・クランク・オイルポンプの全ての合いマークが合っていることが確認できればOKです。ここでクランクを回すと、なぜかカム周辺からカツンカツンという甲高い金属音が。。。
クランクは抵抗なく回るので、タイベル交換で1番恐ろしいピストンとバルブがぶつかってエンジンブローということではなさそうです。
考えられることとしては、放置期間があったことと、クランクを数回 回しているので、ラッシュアジャスター(バルブクリアランスの自動調整システム)内のオイルが抜け落ちたか何かで、本来あるべきオイルが無いためにメカニカルノイズが発生している可能性です。これであればエンジン始動後にオイルが回りさえすれば問題ないので、大丈夫だろうと自分に言い聞かせて無視します…w
外したタイベルカバーやプーリー類、補機ベルトなどを組付け直します。
前回忘れていたサーモスタットも交換します。新品と比較してもそんなに劣化は見られませんでした。ボルト2本で分離してポロッと外れるので、新品に交換して組付け。簡単です。冷却水を補充して、いよいよ緊張のエンジン始動!
……は、最悪エンジンブローという可能性もあるのでレッカーが呼べるように整備した翌日にやりましたw
クランクキングしてエンジンが掛かり始めるとガラガラガラガラというけたたましいタペット音と共に、マフラーから大量の白煙…。
アイドルも今にも止まりそうでしたが、アクセルを煽って数秒でいつものエンジン音に。エンジン回転も落ち着きました。
心臓止まるかと思いましたが、無事に成功しました!
エンジン暖気・暖房全開で冷却水のエア抜きを行い暑くてミイラになりましたが、これですべての作業が終了です!ようやく20万kmに向けて走り出すことが出来ました。
そうそう、これを張るのも忘れずに…。部品集めから一人でやり始めた結論としては、できなくはないけど、お金を払って店に投げた方が圧倒的に楽ということですかね…。
今回は勉強がてら工賃5万を浮かせるために自分でやりましたが、これで工賃5万と考えたらしっかり整備してくれる工場ならむしろ安いのかもしれません。
もし20万kmまでシャリオグランディスに乗っていたのなら、次はお店にお願いしようと思います。
おわり